他人事ではない高齢者の自動車事故と「運転に自信がある」と答える75歳以上の方の本音

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近年高齢者による自動車事故が多発しています。

中には、足の具合が悪かったにも関わらず奥さんを同乗させ、親子を死亡させたという悲惨な事故もありました。

管理人世代も、もう少ししたら高齢者扱いされる年、ここらあたりで自動車運転に対する考え方を再確認できたらと思います。

「運転に自信がある」と答えた75歳以上は8割に

東日本高速道路で行われた調査によると、高齢になるほど自動車運転に自信があると答えた方の数が多かったようです。

75歳以上で「自信がある」と答えた方は8割に上り、高速道路での逆走についても「自分には関係ないこと」と回答した高齢者が4割を超えたようです。

ましてや、高齢になるにつれて「自信あり」と回答しているようです。60代では53%、70代では55.7%、なんと80代では63.2%と増加しています。

加齢による認知機能や身体機能は低下しているにもかかわらず、自らの運転に自信を持っているという言う傾向があるようです。

この調査の結果で分かることは、高齢者の運転に対する危機管理意識の無さが露呈されたということでしょうか。

 

なぜ高齢者は運転に自信があるの?

認知機能や身体機能は低下しているにもかかわらず、なぜ高齢者は運転に自信があるのでしょうか。

ひとつは、思い込みではないかと。

昭和30年40年代に免許証を取得した方々の時代の道路事情はと言うと、舗装されていない、しかも狭い道路が多かったようです。そんなガタガタな道路を高速で運転してきたという確固たる自信と過信が今もあるようです。現代の交通量とは雲泥の差があったことは確かですが・・。

ましてや近年、ほとんどの道路も舗装され広くなったことで、昔のような悪路を走ることがなく「簡単」だと思えるようになったいう思い込み。

「衰えを認めたくない」も要因の一つと考えます。

昔は、車を運転できることは「プライド」の1つだったと聞いたことがあります。そのプライドを脱ぎ捨てることができないから「自信あり」につながっているのではないかと思われます。

つまりは、これら二つのことが「運転に自信がある」と回答したことへの本音ではないでしょうか。

 

免許証の更新

現在、70歳以上の高齢者が運転免許を更新する際には、「高齢者講習」を受けることが義務づけられていて、同時に75歳以上については「認知機能検査」も受け、いずれも問題ないと判断されないと更新はできない仕組みになっているようです。

また、2017年に改正された道路交通法では、75歳以上の高齢運転者が違反行為をした場合、免許証の更新時でなくとも臨時の認知検査を受けるよう義務付けられました。

こうした厳しい講習や検査を受け、「思ったより衰えている」「事故を誘発しやすくなっている」と気付き、免許証の更新を行わない人も増えていることは事実のようですが、まだまだ微々たる数字のようです。

 

免許証の返納は簡単ではない

とある調査で、親に「運転が危ない」と伝えた子供は8割に上ったのに対して、子供から運転が危ないことを伝えられたと答えた高齢者は3割程度と隔たりがあったようです。

子供が危ないからと注意をしても、親自身に危ないという自覚がない、ましてや耳が遠く聞こえていない、聞いても忘れてしまうなど自分勝手な部分も多く見受けられるようです。

その様な親の免許証を「家族が取り上げればいいじゃないか」と簡単に言うTV解説者もいますが、実際にはそう簡単なものではありません。

世の中には、車が無いと生活できない地域もあることは事実です。

現に管理人の父は健在で、89歳です。

幸いにも昨年88歳を迎える年に「免許証の返納」を自主的にしました。

それも更新時の「高齢者講習」「認知機能検査」を受講する前に決めていたようで、逆に管理人の方から「免許証を返納して不便にならないか?」と聞き直してしまいました。と言いうのも、住んでいるところが田舎で病院に行くにも買い物に行くにも車は必要不可欠だからです。

昔は、近くに国鉄の最寄り駅もあり、バスも1時間おきに近隣の町へ運行していましたが、今ではすっかり廃れ、交通インフラなど有るのか無いのか分からない状態です。

そんな中、83歳になる母と話し合い、しばらくは母が運転して病院などには連れていくとのことでお互い納得し、自主返納したようです。その母もいずれは免許証を返納しなくてはならない時期が来ることでしょう。

その時には、タクシーチケットを渡すしかないのでしょうか。

 

交通事故のない時代は来るの

高齢者だけの事故ではなく、日ごろから交通事故は潜んでいます。どのようにしたら交通事故は無くせるのでしょうか。

現在自動ブレーキや衝突警報を備えた車は実用化されていますが、完全自動運転車の実用化が研究段階のようです。

車載カメラやGPS装置、レーダーを駆使したシステムが各メーカーで研究開発が進んでいるようです、それら新技術を利用した「事故を回避できるシステム」の構築が急務と考えます。

 

まとめ

近年、高齢者の交通事故が取り沙汰されていますが、いつ何時降りかかってくるやもしれません、事故を起こしてからでは取り返しがつかないことを前提にかつ慎重に運転することを心がけましょう。

事故を起こしてしまうと被害者はもちろんのこと、配偶者や子供たちまでにも迷惑をかけてしまいます。

運転免許証を取得するための自動車学校では、「だろう運転はするな」と教えているはず。管理人も免許証を取得して35年が過ぎますが、今でも「だろう運転」だけはしないように心がけています。

一人一人が自動車学校で習ったことを思い出し実践すれば、少なからずとも事故は防げるのではないでしょうか。

いつか自動運転車が実現したときには、居眠りしていても目的地に到着・・なんてこともあるかもしれません、それまでは「だろう運転」は禁物です。

自動運転車が実現するまでは、守っていきたい標語です。

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